近年、ワンちゃん・ネコちゃんの生活環境の改善、医療技術の進歩、飼い主の意識の向上などにより、平均寿命も年々伸びているため、高齢性疾患は増加する方向にあります。
ワンちゃん・ネコちゃんの死亡原因の主なものは、事故死以外に悪性腫瘍、心臓病、腎不全、肝不全があげられます。
これらは先天的なものと後天的なものがありますが、後天的なものとして栄養素バランス異常、高カロリー食過剰摂取、いわゆる太りすぎなどが引き金となっていることが多く見られます。
ワンちゃん・ネコちゃんは自分で健康を管理し、食事を取ることは出来ません。
愛するペットをこれらの病気からを守るには毎日注意深く観察・チェックをすることが重要となります。
しかし、内部から徐々に進行する病気は、単純に外見では判断できないものも多くあります。
したがって、病気の早期発見・治療をするためには糞便検査・尿検査・血液検査・心電図・レントゲン検査・超音波検査が非常に有効です。